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予防接種

肺炎球菌ワクチン

2026年4月1日以降、従来の23価肺炎球菌多糖体ワクチン(PPSV23:ニューモバックスNP)は定期接種として使用できなくなり、20価肺炎球菌結合型ワクチン(PCV20:プレベナー20)が定期接種の対象となります。接種は0.5mLを1回、筋肉内注射で行われます。

定期接種で使用可能となり、国からの公費補助を受けられます。定期接種を受けられる対象者は該当する年度に65歳の方と、60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害や、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方は適応があります。

ご不明な点がございましたらお住いの市町村ならびに当院までご連絡下さい。

インフルエンザワクチン

私たちの体には免疫力を有しており、一度体内に入ったウイルスに対して認識し、抗体を作ることで再度同じウイルスが体内に入ってきたときに、この抗体をもって速やかにウイルスを攻撃することができます。ワクチンはその力を利用したものです。

また、インフルエンザには様々な種類があり、流行する種類は毎年異なります。そのため当該年に流行すると考えられる種類を予測してワクチンが作成されます。もちろん、予測が外れることがありますが、外れた場合でもある一定(50%程度)の効果は期待できるといわれています。加えて、インフルエンザワクチンは不活化ワクチンであり、感染力がないものになりますのでご安心ください。

接種後に局所反応(免疫を作っている反応で痛み、腫れ、発赤など)がみられることがありますが、数日で治まります。ワクチン接種により発症自体を予防したり重症化を防ぐことが期待できます。もちろんワクチンを接種した場合においてもインフルエンザが発症することもありますが、ワクチン接種における効果と副作用を考慮した場合、接種したほうが望ましいのは間違いないと考えます。

特に、高齢者や喘息やCOPD などの呼吸器疾患をお持ちの患者さんには、接種を強くお勧めいたします。

RSウィルスワクチン (母子免疫ワクチン)

RSウィルスワクチン、アブリスボを妊娠中に接種することで、乳幼児の肺炎・細気管支炎の主要な原因である、RSウィルスの感染を防ぐことができます。
※2026年度から、妊婦の方へのRSウィルスワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象になりました。

RSウィルスは小児や高齢者に呼吸器症状を引き起こすウィルスで、生後1歳までに50%以上が、2歳までにほぼ100%の乳幼児がRSウィルスに少なくとも1度は感染するとされています。
 感染すると、2~8日の潜伏期間ののち、発熱、鼻汁、咳などの症状が数日続き、一部では気管支炎や肺炎などの下気道症状が出現します。初めて感染した乳幼児の約7割は軽症で数日のうちに軽快しますが、約3割では咳が悪化し、喘鳴(ゼーゼーと呼吸しにくくなること)や呼吸困難、さらに細気管支炎の症状が出るなど重症化することがあります。2010年代には、年間12万人~18万人の2歳未満の乳幼児がRSウィルス感染症と診断され、3万人~5万人が入院を要したとされています。また、入院例の7%が何らかの人工換気を必要としたとする報告もあります。

接種時点で、妊娠28週0日から36週6日までの妊婦の方が対象です。
過去の妊娠時に組換えRSウィルスワクチン(母子免疫ワクチン)を接種したことのある方も対象になります。妊娠28週0日から36週6日までの間に1回接種します。
※接種後14日以内に出生した乳児における有効性は確立していないことから、妊娠38週6日までに出産を予定している場合はご相談ください。

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