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ぜんそくの治療

一般的に「ぜんそく」は、「気管支喘息」のことであり、気管支がアレルギー性の慢性炎症によって気道が敏感になり収縮し発作的な呼吸困難や咳嗽などの症状を引き起こす疾患です。発作性の呼吸困難や喘鳴(ぜいめい)(ヒューヒュー、ゼーゼーと音を立てて息苦しくなる)、せきなどの症状がみられます。

朝方や就寝時に、気圧の変動が大きいとき(台風や梅雨)、季節の変わり目(冬から春になるとき、夏から秋になるときなど)に発作がみられやすくなることが多いです。時に症状は一過性であるため、そのまま放置されることがあります。

しかし気管支喘息は、軽症であったとしても経過とともに次第に不可逆的なリモデリング(少し難しい話になりますが、アレルギーに関与する好酸球などの細胞が増加した状態が続き気道が刺激し続けられ、これを医学的に慢性気道炎症といいます。この状態が継続すると最終的には、気道の壁が分厚くなり気道が狭窄し元に戻らなくなった状態をリモデリングといいます)が形成され、これにより喘息発作が起こりやすくなり治療の反応も悪化します。

治療について

気管支喘息初期より発作など症状がみられない時でも抗炎症薬、吸入療法を継続する継続することが重要です。

長期の吸入は負担であると感じられるかもしれません。しかし現在は、内服薬との併用や、1日1回の吸入薬など患者さんの負担を減らす方法があります。ひとえに吸入薬といっても各製薬会社より多種にわたって形状、剤型、吸入方法があり、患者さんに適した吸入薬を選択することも重要です。治療の中心は吸入ステロイド薬となり、ステロイドときくと不安に感じる患者さんもいらっしゃると思われますが、ステロイドを含め喘息に対して正しい知識を得ることで、発作のない通常通りの生活を送ることができます。

喘息治療で不安なこと、困ったことがありましたらいつでもご相談下さい。

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